3月14日 気仙沼~陸前高田を訪れて

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「あなた~!早くー!」
「おいおいそんなにはしゃぐなよー!」






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↑バックのハンカチ、折り目くっきりですいません…

桜の季節にままだまだ遠い津軽ですが、少しずつ少しずつ春に向かっているようなお天気になってきました。(でも今日も吹雪いてましたが;笑)

もう日本のどこかでは桜が咲いている地域もあるのですかね~???


佐々木は昨日・一昨日と、お馬の凛ちゃんを一足先に岩手県・一関市の実家へお引っ越しさせてきました。一関に近づくにつれてどんどんなくなっていく雪…不思議な感じでした。


昨日は少し時間に余裕があったので、お母さまにお願いして、気仙沼~陸前高田の沿岸に連れて行ってもらいました。去年の今頃は宮古に行ってきたので、あれから1年、場所は違えど、沿岸の地域のみなさんがどのような暮らしをされているのか知っておきたかったのです。


実家から気仙沼(宮城県)までは車で約1時間で行けてしまいます。私も小学生の頃はよく気仙沼へワカサギ釣りに連れていってもらってました。その頃は遠い場所だった気がしていましたが、まさか1時間で行ける距離だったとは…びっくりしてしまいました。

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道中、あちこちで大掛かりな山の伐採が行われていました。本当にあちこちで。埋め立て用の土砂をとるためなのか、はたまた切り開いて何かを建てるためなのか、目的は全然分からなかったのですが、なんだか胸がザワザワしました…

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瓦礫の撤去はかなり進んでいたものの、‘撤去しただけ’であって、もともとどんな風景だったのか全然想像できないような、何もない場所が続いていました。

見えますかね?画像の奥の方…。よく報道されている「第十八共徳丸」です。まさか本当にこんな道の途中にあるなんて思いもしなかったので、本当にびっくりしました。この異様な光景を見ていただきたくて、あえて遠くからの写真を載せました。

近くから↓
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海岸から約700mもの距離を、こんなにも大きな船が打ち上げられたのです。津波の威力とは本当に恐ろしいものです。


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去年宮古に行った時にも何か所か目にしましたが、仮設の商店街などがいろんな場所にありました。

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食べかけでスイマセン…あんまりにも美味しそうですぐに食べ始めちゃって・・・苦笑
中おち丼と「ハーモニカ(メカジキのヒレだそうです)の煮つけ」食べました!美味しかったー!!

ものすご~~く人当たりの良いご主人さんで、気さくにお客さんみんなに話しかけていらっしゃいました。もともとはお豆腐屋さんだったそうで、津波でお店も道具も流されてしまい、お豆腐屋さんを辞めて、食堂を始めたのだそう。


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お土産買いたいな~と思って入ったやはり仮設のお茶屋さんにて。お店に良くお茶を飲みに来ると言うかわいいかわいいおばあちゃん(お客さん)。

店員さんと楽しそうに談笑しているところにお伺いしたのですが、私たちにもすぐにお茶を入れてくれました。「どうぞどうぞ~」と店員さん。「これ食べなさい」と試食をくれるおばあちゃん(笑)。

このお茶屋さんもやっぱりそもそもの店舗は津波でやられてしまったのだそう。それでも負けずにこうしてまたお店をされています。

まさかお茶を出してもらえるなんて思いもしなかったので、本当にびっくり。そしてすごくすごく感動…。津波で大きな被害を受けたというのに「一関も大変だったでしょう」と、こちらのことまで気遣ってくださいました。


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その後北上して陸前高田(岩手)の方へ。ところどころ、まだ撤去の済んでいない大きな建物が残っています。この建物、4階まで津波がぶつかったのだそう。そんな光景、想像もできません……

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そして衝撃的だったのがこの光景。海のように見えますよね?この水がたまっているところは海ではなかったのです。津波の影響で地盤が下がり、あちこちに水がたまっていました。海との高低差がほとんどないようなところも。仮設商店街の方は、70~80センチほど下がってしまったと言っていました。


怖い、ですよね…・・・。
ちょっと来ただけの私でも怖いと思うのです、ここに暮らし続けているみなさんの不安ははかり知れません。


2年が経ちましたが、まだまだ落ち着いた暮らしを取り戻すことができずにいるんです。

改めて、自分たちにできることをきちんと探していかなくちゃと思いました。特に私は、これからほんの1時間の距離になるのですから。


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右奥に見えるのが、先日戻された「奇跡の一本松」。
賛否両論、いろんな声があるようですが、賛成の声も、反対の声も、どちらもこれからのことを考えるからこそ出てくる声。

「あなたはどう思いますか?」と聞かれた時に、きちんと自分の思いを口に出せるよう、しっかりと「被災地の今」を知っておかなくちゃと思います。




チャリティーこけし、今年もすでにたくさんのみなさんからのご賛同をいただいております。きっかけは何でも良いので、とにかく1人でも多くの方に、今一度、被災地のみなさまの「今」に思いをはせていただければな、と思います。






【本日のひなこけし】
加納博工人(作並系) 4000円

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