7月3日 かんしゃ
「子ども達は強いです。
僕はこの子達からパワーをもらいました。
ありがとう。」
現在展示中の宮古市重茂地区の子ども達のねがいごと。
思わず吹き出してしまうような子どもらしいお願いもたくさんあるのですが、やはり震災関係のものも多くありました。
6月11日に仮設住宅に入ったという小学6年生の男の子のねがいごとをそのまま載せます。
「ぼくは、この東日本大震災に被災し、家を失いました。その後、いろんな人に、多くの人に、助けられ、支えられてきました。支援を受けたり、はげましの声を受けてきました。今、ここまでこれたのも、その人達のおかげです。だから、ぼくの願いは、‘この大震災で被災した方々の復興。と、今まで助けられてきた人たちに恩返しすること’です。」
そして将来の夢。
「社会が得意なので、社会の先生になって、この東日本大震災のことを伝えていきたいです!」
1枚1枚この用紙を貼っていったのですが、読みながら心臓がドキドキして、手が震えて、なかなか上手く貼れなかったのを覚えています。
この子だけでなく、多くの子ども達が、支援を受けたことについての感謝の気持ちを書いていました。
「ありがとう」の文字を読むたびに、なんだか切なくなります。
誰もが津波になんか遭いたくないですし、そうなるべくして被害にあった子なんていないわけです。支援を受けることはある意味当たり前のことであり、ありがとうと言われると、逆に「ごめんね」と言いたくなります。
この子達は何も悪くないのに、ありがとう、ありがとう、と……。
誰も「当たり前だ」と思っていないことが、本当に、逆に、辛かったです。
でも、そうやって辛い思いをした子どもたちが、こんな強い想いを抱いていることに、パワーをもらわずにはいられません。
この子達がこんなにも前向きに頑張っている時に、私たちが頑張らないでどうするんでしょう!
頑張らなくっちゃ!
重茂地区のみんな、本当にありがとう。
さぁ、津軽こけし館、とりあえず前に進み続けてます!!!!
本日埼玉遠征チームの梱包が終わりまして、明日には黒石を旅立ちます。
佐々木的、今回のスペシャルはこちら!
正文工人のチャリティーこけしサイズのめごこ達!!!!!
こりゃぁ全種類欲しいかわいさです!
その他、今回の遠征チームも店長ブログに登場する予定ですので、そちらもお楽しみに!
おかげで当館、しばらくこけし棚が寂しいことになってます(笑)
でも、来ないお客様を待ち続ける余裕も当館にはございませんので!!!
本当に津軽は今、厳しい状況です。
もちろんお客様に来ていただくための作戦はあれやこれやと立ててますが、それでも厳しいことに変わりはありません。
来館していただけることが一番ではありますが、やっぱり限界があるんです。
青森には昔から出稼ぎ文化がありますからね。
遠征チームには頑張ってきてもらわないと☆
と、いうことで、埼玉会場の佐藤さんから嬉しい悲鳴が聞こえることを祈っております。
7月7日~7月10日までですよ♪
よろしくお願いいたします!
【本日のこけし】こけしのハローわーくより
長谷川辰雄工人作 15,000円 (価格は出品者が決定)
by tsugaru-kokeshi
| 2011-07-03 20:13
| こけしのハローわーく