報告~宮古市重茂地区を訪れて~②

12時半頃、魚菜市場を後にした私達はいよいよ重茂地区へ向かいます。

前ページの地図をもう一度ご覧ください。

重茂半島という大きな半島の中の、重茂漁業協同組合の事務所のある地域へ。
前ページの地図で言うと、「里」という字のある辺りです。

この重茂半島は本州最東端の半島です。

宮古の市内からもなかなか距離があり、海岸沿いをしばらく走ると、あとはひたすら林道を走ります。
急カーブの連続する細い山の中の道を登って下って、約40分ほど。


山に入るまでの道路は本当にひどかった・・・・・・。

今回の地震と津波で、道路も若干落ちたようで、海との距離が本当に近いんです。

大雨と強風の悪天候ということもあり、海もだいぶ荒れていました。
波が道路の上にも入ってきます。

道路自体もアスファルトがえぐられ、穴だらけ。
その穴に、海からの波水と、大雨による雨水でそこいら中に大きな大きな水溜りができています。

もともとは2車線あったであろう道路も、残った瓦礫や、えぐれたアスファルトによってほとんどが1車線。細い道は対向車が行くまで待たなければいけません。

待っている間にも跳ねてくる波・・・・・・。

車なんか簡単に飲み込まれてしまいそうです。

こんな小さな波にも凄まじい恐怖を覚えるのですから、今回の津波の恐怖なんて、本当に想像すらできません。



ようやくたどり着いた重茂地区。
林道を抜けてきたので、最初に現れたのはかなり高いところにある家々。
見たところ影響は見られません。

そこから下っていき、漁港のあったほうへ。



また、です。


またも一気に景色が変わりました・・・・・・。


瓦礫、瓦礫、瓦礫・・・。

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もう、どこに何があったのか、まったく分かりません。

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この写真の奥の方に見える赤い屋根の建物で、海の子山の子交流事業の開会式や解散式を行ったのだとか。今はもうかろうじて建っている、という感じです。


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奥の方に上り坂が見えるでしょうか?
この先に千鶏(ちけい)という集落へ続く橋が架かっていたそうなのですが、津波で崩落してしまい、坂を下りた後は、道路なのか、海なのか、川なのか、まったく分からない世界になっていました。

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↑車の中からで分かりにくいと思いますが、車のすぐ下は水です。
※この直後に大雨で通行止めになったようです。


この辺りに漁港があって、加工場があったらしい、のですが、どこが海でどこに船が停まっていたのか、全然分からないんです。



ため息しかでない心境の中、再び漁協の建物のある山間部の方へ。
なぜこんな上の方に、と思ってしまうのですが、昔から津波の多かった土地ならではの構造でしょう。
もしもこの漁協まで津波にやられてしまっていたら、本当に大変なことになっていたでしょう。


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重茂漁協。

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中に入るとたくさんのダンボール。
支援物資のようです。
中身をのぞいてみるとフリースなど冬物の物資が多くみられました。
物資はかなり行き届いているようです。


③へつづく。
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